【レビュー】Xperia XZ premium G8142 〜カメラ編4〜

続いてはカメラのレビューです。
スローモーションの作例や写真の作例。
そして、話題のカメラ歪みについても検証してみました。

そしてすみません(;´∀`)
飲み会のせいで更新が遅れました。
本当だったらすぐに更新するつもりだったのに…

ローリングシャッター検証動画を追加しました。

レビュー記事まとめページです。

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まだ、素材が足りないことに帰ってきてから気づいたので、今後も追記をして行きたいと思います。

主な特徴

メインカメラ(Motion Eyeカメラシステム) フロントカメラ
イメージセンサー 1/2.3型裏面照射積層型CMOSイメージセンサー
Exmor RS for mobile
1/3型裏面照射積層型CMOSイメージセンサー
Exmor RS for mobile
有効画素数 約1920万画素 約1320万画素
F値 2 2
焦点距離 25mm(35mm換算) 22mm(35mm換算)
AFセンサー レーザーAFセンサー
カラーセンシングセンサー RGBC-IRセンサー
動画サイズ 2160p@30fps,720p@960fps(0.2秒スパースロー) 1080p30fps

960fpsスローモーション動画

Motion Eyeカメラシステム最大の特徴です。
Xperia XZと比較して約5倍の読み出し速度となり、今まで撮影できなかったスーパースローモーションも撮影できるようになりました。

動画は作成中です。
動画編集は結構大変で時間がかかりますね(;´∀`)

とりあえず無編集の動画を1つあげておきます。
これでも凄さは伝わるかと

*追記
とりあえずいくつかのスローモーション動画を編集しました。
ごくごく簡単ですが、参考になればと

ローリングシャッターの低減

また、今までは電子シャッターの速度が遅く(普通のデジカメのシャッターは機械式と言って実際に膜のようなものを上下させて光を遮り、一瞬の瞬間を写真にしてます)、電車や車等の速いスピードで横切る被写体に対してローリングシャッターという、被写体が斜めに歪む現象が発生していました。
しかし、今回読み出し速度が5倍となった(=電子シャッタの速度が速くなった)ことで、機械式シャッターと遜色ない歪みとなっています。

*追記
新幹線から取った動画です。

スローモーションで見るとわかりやすいですが、途中で映る電線や最後の方の対向新幹線を見るとほとんどローリングシャッター歪みが出ていません。

新幹線はかなりのスピードで走っているので、景色も相当なスピードで流れています。
それでもローリングシャッター歪みはほとんどありません。
同じように取ったYI 4K+ではかなり歪みが出ました。

最大サイズでプレミアムおまかせオートとHDRを選択できるようになった!

自分の中で一番感動しました。
というよりなぜ今まで最大サイズで選択できなかったのか意味がわからないです。
その点ではやっと普通のスマホと同等になったという感じですが、まさかソニーがこんな細かいところを改善してくるとは思いませんでした。

プレミアムおまかせオート

今までのXperiaは何を思ったかプレミアムおまかせオートだと8MPでしか撮影できなかったのです。
他のスマホでこんな制限をかけているオートモードはみたことありません。
なので、高画質で撮影したい時はいちいちマニュアルモードに切り替えて撮影していました。

それがなんとプレミアムおまかせオートでも最大サイズ(今回だと19MP)を選択できるのです。
これで特に気合を入れて撮影するとき以外はプレミアムおまかせオートで十分になりました。

Xperia Z3

Xperia XZ premium

この点は本当に改善だと思います。

HDR

こちらも同じく最大サイズでは選択できず、8MPでしか選択できませんでした。
私もそこまで使用したことはなかったのですが、やっと19MPで使用できるようになったので、動く被写体以外には積極的に使用していこうかと思います。

まあ、8MPだから使用していなかったというのもありますが(;´∀`)

Xperia Z3

Xperia XZ premium

レーザーAFセンサー

イメージセンサー自体にも位相差AFが搭載されていますが、別途レーザーAFセンサーもカメラ横に搭載しています。これにより0.03秒の高速オートフォーカスを実現しています。

というような特徴なのですが、結構ピントに迷って行ったり来たりがあったように感じます。
流石に一眼レフ並のオートフォーカスとは行かないみたいですね。
それでもXperia Z3などに比べると格段に速くなっています。

RGBC-IRセンサー

初めてこのセンサーを搭載したXperiaを使用したのですが、これはすごくいいですね。
かなりバシッとホワイトバランスが決まります。
これならほとんど手動で調整する必要はないですね。

*これは自分の認識不足だったのですが、一眼で撮った写真にホワイトバランスをこれで撮った写真のホワイトバランスをコピーできるのではと思っていたのですが、jpegだとLightroomにホワイトバランスが出てこないので、それはできませんでした。RAWで取れればな~

画質

ここからは作例を少し出していきます。
いくつかの作例は一眼レフのD7100でも同じような構図で撮影してみました。

メインカメラの画質

一眼レフとの比較

上がXperia XZ premiumで下がD7100です。

一眼レフがISO800と若干高感度になってしまいました。

ただ、流石APS-Cセンサーです。F4ですが、細部も結構解像しています。
Xperia XZ premiumはノイズ除去とシャープネス処理(葉っぱが多いので特にそう感じるかもしれません)がきつい気がしますが、結構検討しているのではないでしょうか。

単体の作例

若干逆光ですがゴースト等も出ておらずきれいに取れています。
青いフリンジが多少出ているくらいでそんなに気になる点は無いです。

周辺は結構流れますね。

手前にぴんとを合わせたのですが、奥のボケがかなり汚いです。
これは多分シャープネスをボケにもかけているため輪郭が強調されてうるさく感じますね。
シャープネスはもう少し少なくしてもいいかもしれないですね。(スマホの画面で見る分にはこのくらいがちょうどいいのですが)

葉っぱがかなりノイズ処理されてしまってます。
しかもそれにシャープネスがかけられているようなので細部はボロボロですね。
風景はかなりきついです。

接写するとボケも大きくなってそこまでノイズ除去やシャープネスの影響を感じないので、結構きれいに見えます。

赤は結構派手に色が飛ぶイメージなのですが、これはきれいに残っています。
また、淡い色もしっかり表現できています。
この辺はRGBC-IRセンサーの効果なのですかね。

フロントカメラの画質

こちらは一枚しか無いのです。
花は綺麗に取れていますが、奥の葉っぱは汚く処理されています。
自撮りする時は細かいもののないところで撮影するときれいに取れると思います。

不具合

カメラ歪みの検証*Android 8.0で解消されました

カメラの歪みについてはAndroid 8.0のアップデートで解消されました。
以下の記事を参照ください。

Xperia XZ Premiumに追加された静止画歪み補正をチェックしてみた

結構話題になっているカメラの歪みを簡単に検証してみました。
結論から言うとかなり歪みます。
それも広角レンズの歪みではなく、波打っている歪み方です。

以下の機種で比較してみました。
手持ちなのでそこまで厳密ではないですが、画像から歪みがわかると思います。

  • Xperia XZ premium
  • Xperia XZ
  • Xperia Z3
  • Xperia XZ premiumサードパーティアプリ使用(Open Camera)

Xperia XZ premium

Xperia XZ

Xperia Z3

Xperai XZ premium サードパーティアプリ使用(Open Camera)

Xperia XZ premiumは通常のカメラアプリでもサードパーティアプリでも変わらないです。
どちらも歪みますね。

Xperia XZも同じように波打つような変な歪み方をしています。
XZ premiumとレンズ構成が違うのですが、歪み方は似てますね。

Xperia Z3も歪んでいますが、これはレンズの歪みで素直な樽型の歪みな気がします。
一番綺麗です。

Android 8.0で改良された点

10月に行われたAndroid 8.0へのアップデートでカメラも幾つか改良されました。

連射が簡単にできるようになった

アップデート前は連射ができなかったのですが、アップデート後はその他のスマホのように撮影ボタンを押し続ければ連射することができるようになりました。

連射機能をONにするにはカメラを起動させて左下の設定アイコンをタップし、カメラの設定を開きます。
その中の共通設定に「カメラキー設定」があるので、これを「連続撮影」に変更すれば連射ができるようになります。

4K動画が通常のビデオ撮影で選択できるようになった

アップデート前は4K動画を撮影するためにはいちいち「カメラアプリ」から4Kを選択しなくてはなりませんでした。
しかし、今回のアップデートで通常のビデオ撮影で4K動画が撮影できるようになりました。

以前の方式だとカメラを起動されて更にカメラアプリを起動させてやっと4Kが撮影できる、とかなり面倒でした。
この改良で4K動画の撮影もスムーズに行えるようになりました。

まとめ

やはり今回のウリは960fpsのスーパースローモーションです。
このような動画が取れるスマホは現在これだけです。

また、実際に使ってみて一番いいなと思ったのはRGBC-IRセンサーですね。
これは前々から搭載されていた機能ですが、ここまですごいとは思いませんでした。
かなり安心して撮影できますね。

ただ、カメラの歪みについては噂通りかなりあります。
これはアップデートで改善されるのをまつしか無いのかと思います。
今後改善されたらまたレビューします。

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