Lightroomを使用していて?というより趣味程度で写真を扱っていて最もかつやる気が起きないのが写真の選別だと思っています。
特に私のワークフローではまず撮影した写真のピントが合っているかどうかを確認していくのですが、ぱっと見で分かるピンボケ写真だとグリッド表示の段階で分かるのでいいのですが、人物撮影だと等倍で瞳にしっかりピントが合っている写真かどうかを判断するには拡大してしっかり確認するしかなくめちゃくちゃ時間がかかっています。別に大きくプリントするわけでもないので等倍でピントが合っている必要もないのですが悲しいかなそういう性分なので。。。
このピントの確認でもっとわかりやすく表示してくれる機能がないかの探したら有料のソフトウェアにはなるのですがFastRawViewerというものにピントが来ているであろう箇所に色を付けて表示する機能がありました。
このソフトでラベルなりをつけた情報をxmpとして保存することでLightroomにも反映されて選別が楽になるのですが、私の場合はカラーラベルでピントの合っているかどうかラベル付けしていて、どうも初期設定ではLightroomにxmpを読み込ませてもカラーラベルを反映してくれませんでした。また、あまり日本ではメジャーなソフトではないのか調べても情報がなかったので今回はFastRawViewerで設定したカラーラベルをLightroomに反映させる方法を紹介します。
FastRawViewerについては以下のサイトから購入ができます。
参考
FastRawViewerfastrawviewer.com
今回の方法はXMPファイルを使います。もしLightroom側でXMPを使用して何かしている場合はそれらが消える可能性があります。
設定手順
1. FastRawViewerのPreferences画面を開く
FastRawViewerを起動し、上部メニューから「File」→「Preferences」を選択して設定画面を開きます。
2. XMPタブで「Ratings & labels」のカスタム設定
設定画面の左側メニューから「Ratings & labels」を選んでください。
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XMP Label styleを「Custom」に変更
ドロップダウンリストから「Custom」を選択してください。 -
XMP Custom labelsに日本語のラベルを設定
「XMP Custom labels」の入力欄に
レッド
イエロー
グリーン
ブルー
パープル
を個別に入力してください。
3. Exposure, Contrast, WBタブでLightroom CCとの互換性を確保
左側メニューから「Exposure, Contrast, WB」を選択し、以下の設定を行います。
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Adobe compatible Exposure, Contrast and White Balanceにチェック
このチェックボックスをオンにすることで、Adobe Camera RawやLightroom CCで扱いやすい形式でデータが保存されます。 -
Adobe process version for newly created XMP files
通常は「Version 5 (2019)」のままで問題ありませんが、必要に応じてご確認ください。 -
Preferred XMP tags for Exposure/WBを「Adobe Camera Raw/LR」に設定
ドロップダウンリストから「Adobe Camera Raw/LR」を選択してください。
動作確認
- FastRawViewerで任意の写真にカラーラベルを設定します。
- Lightroom CCを起動し、該当の写真フォルダを読み込み、**「メタデータを読み込み(XMPを読み込み)」**を実行してください。
- FastRawViewerで設定した「レッド」や「グリーン」などのカラーラベルが、Lightroom CC上で正しく反映されていることを確認します。
終わりに
以上の手順により、FastRawViewerで付与したカラーラベルがLightroom CC(日本語版)で正しく認識されるようになります。
肝心のピントが合っている個所に色を付けてくれる機能ですが、以下のような感じで緑色に表示をしてくれます。
もちろん等倍でピントが合っているかどうかは拡大しないと判断は難しいですがそれでもただ拡大するよりは断然楽にピントが確認できます。
今回試験的にChatGPTにたたき台の文章を作ってもらいましたがすごく楽ですね