この記事によると
東芝は2019年度にも、記憶容量18テラ(テラは1兆)バイトのハードディスクドライブ(HDD)の試験販売を始める。データセンターの従来の磁気記録方式では世界最大容量という。…
とのことで、現状の最大容量を達成したよう。
そして、この記事の内容を見てみると、どうもMAMR(マイクロ波アシスト磁気記録)を新たに採用してるようなことが書いてある。
東芝の大容量HDDについて調べてみるとこんな記事があった。
参考 東芝に聞く、データセンター向けニアラインHDDの最新技術動向とこれからEE Times Japanこの記事の中にある
16TB以降についても、18TB、20TBと容量を増やしていく製品開発ロードマップを描いています。18~20TB世代では、MAMR(マイクロ波アシスト磁気記録)やHAMR(熱アシスト磁気記録)といったアシスト記録技術を導入する予定で研究開発を進めています。
という東芝デバイス&ストレージ 佐藤巧氏の発言からも今回の18TBでMAMRを新たに採用していることが推測できる。
ちなみにSeagateの方はHAMRの方で昨年末16TB HDDが製品試験段階に入ったようである。
参考 Seagate、「HAMR」技術で世界最大容量の16TB HDDPC WatchちなみにSeagateは2020年に20TBを実現するとしている。
参考 Seagate、20TB超の容量を実現する熱アシスト磁気記録方式対応の3.5インチHDDを展示PC WatchMAMRとHAMRについてはこちらの記事がわかりやすく解説している。
参考 次世代HDD技術がついに登場、東芝はMAMRで勝負する電子デバイス産業新聞